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【2026年最新】韓国の大人ケアが変わった――ユハンキンバリー「ディペンドスタイル」新キャンペーン徹底解説
2026年4月27日
K-ビューティーの次は大人ケア。ユハンキンバリーが2026年に打ち出した「ディペンドスタイル」キャンペーン、その意義と課題を現地視点で徹底解説。
「恥ずかしくない」ではなく、「スタイルの一部」へ――韓国のケアブランドが、そんな大胆な宣言をした。日本でもユニチャームや花王が長年市場をリードしてきた大人用ケア製品分野で、韓国のユハンキンバリー(Yuhan-Kimberly)が2026年、「ディペンドスタイル(Depend Style)」新キャンペーンを打ち出した。そのメッセージは明快だ。尿漏れは隠すものではなく、上手に管理しながら生きるもの――。K-ビューティーが「肌ケア=日常ルーティン」を世界標準にしたように、このブランドは大人ケアを「ライフスタイルの一部」に再定義しようとしている。
なぜ2026年の韓国でこのキャンペーンが生まれたのか
背景には、韓国社会の急速な高齢化がある。2025年時点で韓国の65歳以上の人口比率は20%を超え、世界でも最も速い速度で高齢化が進む国のひとつとなった。また、研究によると女性の約40%に尿漏れ(尿失禁)の症状があるとされているが、日本と同様、公の場でこの話題を取り上げることは長くタブー視されてきた。
K-ビューティーが「抗老化(エイジングケア)」を技術的革新として堂々と語るようになった一方で、老化に伴う身体の変化――特に尿漏れ――はマーケティングの死角に置かれ続けた。ディペンドスタイルキャンペーンは、まさにその空白を突いた。
「スタイル」という言葉が持つ意味
このキャンペーンが従来の大人ケア広告と一線を画す点は、ネーミングにある。白衣、慎重なトーン、画面の外に処理された身体――そういった「隠す」演出をやめ、「スタイル」という言葉を堂々と製品名に冠した。
製品としては、従来の大人用おむつラインから大幅にデザインと着用感を改善したパンツタイプが中心。一般的な下着に近いシルエットで、活動中に目立たない設計になっている。「この製品を使う人は、生活を諦めた人ではなく、生活を続ける人だ」――そのメッセージを製品デザインに体現した形だ。
K-ビューティーが「肌バリアケア」を日常ルーティンに組み込んだように、ユハンキンバリーは大人ケアを恥ずかしいものからセルフケアの一環へと位置づけようとしている。
好意的な視点:羞恥心を製品の外へ押し出した
このキャンペーンが明確に成功しているのは、スティグマ(偏見・恥のラベル)を取り除こうとしている点だ。大人ケア製品の購入をためらう理由の多くは機能ではなく「周囲の目」にある。薬局のレジで並べる際の気まずさ、家族に見られることへの抵抗感――そういった社会的な障壁に、キャンペーンは真正面から向き合った。
💡 製品選びのポイント:吸収力・着用感に加えて、皮膚刺激性も必ず確認しよう。長時間着用時に肌荒れが生じることがあるため、皮膚科テスト済み認証の有無を事前にチェックしたい。
批判的な視点:「スタイリッシュな包装」が社会を変えるか
一方で、課題もある。製品デザインが洗練されたからといって、購入者が感じる社会的視線が変わるわけではない。ブランドが「脱スティグマ化」をマーケティング言語として使うとき、それが実際の社会構造の変化を促しているのか、それとも変化の責任を消費者個人の意識に押しつけているだけなのか――その問いは残る。
⚠️ 注意点:スタイリッシュなパッケージは製品の機能的品質を保証しない。吸収容量・皮膚安全認証の有無は購入前に必ず確認すること。
編集部の視点
このキャンペーンを評価するのは、完璧だからではなく、「言いにくいことを言った」からだ。大人ケアという市場で、「隠す」から「スタイルにする」へのシフトは勇敢で、同時に不完全でもある。ディペンドスタイルが韓国の大人ケア市場を変えられるかどうかはまだわからない。しかし少なくとも、この会話を始めたこと――それだけで、十分に意義がある。
韓国での購入・入手情報
韓国国内ではオリーブヤング(Olive Young)やロブス(LOHBS)などのドラッグストア、およびクーパン(Coupang)・ネイバーショッピングなどのオンラインプラットフォームで購入可能。オンライン定期購入割引があるためコスパも高い。旅行者にはドラッグストアがおすすめで、薬局より製品比較がしやすく、店員さんへの相談もしやすい。
よくある質問(日本人読者向け)
Q: ディペンドスタイルは日本でも購入できますか?Qoo10やAmazonでの入手方法は?
A: 現時点では韓国国内(オリーブヤング・クーパンなど)が主な販売チャネルで、Qoo10メガ割やAmazon Japanでの取り扱いは限定的です。韓国旅行時に現地購入するか、韓国発送対応の個人輸入サービスを利用するのが確実。なお日本国内にはユニチャーム(ライフリー)・花王(アテント)など同等品質の製品が豊富に揃っており、コスト・入手のしやすさ面では国内製品との比較検討もおすすめです。
Q: 日本の大人ケア製品(ライフリー・アテント)と何が違いますか?
A: ディペンドスタイルの差別化ポイントは一般下着に近いシルエットのパンツタイプ設計と、「スタイル」を前面に出した脱スティグマブランディングです。日本製品にも同様のパンツタイプはありますが、こちらはデザイン性と着用時の目立ちにくさを特に重視しています。機能面(吸収量・素材)は公式スペック表で比較を。韓国旅行中の試し買いなら、まず軽度向けの薄型タイプから始めると失敗が少ないでしょう。
Q: 敏感肌でも安心して使えますか?成分・安全性の見分け方を教えてください
A: パッケージまたは公式サイトで「皮膚科テスト済み(Dermatologist Tested)」の表示を確認してください。韓国語では「피부과 테스트 완료」と記載されていれば安全性検証済みのサインです。長時間着用は蒸れによる肌荒れが起きやすいため、乾燥肌・敏感肌の方は通気性素材を選び、装着時間を目安にこまめに替えることを推奨します。
Q: 尿漏れの程度に合った選び方を教えてください
A: 大きく軽度(咳・くしゃみで少量漏れる)と中〜重度(日常的に量が多い)で製品を分けるのが基本です。軽度なら薄型・吸収量少なめのパンツタイプで十分で、外出が多い日や長時間着用が必要な日はより吸収力の高いタイプを選ぶと安心。韓国のドラッグストアで店員さんに「경도(軽度)」「중도(中度)」と伝えると、適切な製品に案内してもらいやすいです。